世古ちゃんもコメントしているようにこの
グローブをするか
グローブをさせないかという課題に
私たちモルディブのガイドは
とっても悩まされました。
絶対にグローブなしでは潜らない！
と言うお客様に説得しましたね。
まあ、理由も言わずに
「だめ！」と言うことはなかったですけど・・。
グローブをしてしまうと
無神経にどこでも触ってしまうダイバーが
多いので、サンゴたちを
守る上で、グローブをさせない・・・と
言う意見がガイドの間では多かったのです。
ヴァドウのログブックには
その当時、世古ちゃんが
「なぜグローブをしないか」という
とっても素晴らしいコメントがあります。
私が言ったことと、似ていますが
やっぱり私たちは
「守ろう」 と言う気持ちが
強かったと思います。
みんみんさんの最初のコメントで
グローブを禁止されて、ドキドキしていたけど、
自分で気をつけるようになった・・と
ありましたけど
そうですよね。
みなさんのほんのちょっとの気遣いが
大切
です。ちょしさんのご意見についてですが、
そのリゾート、そのガイドによって
考え方も違うと思います。
私のコメントはほんの一例だと思ってください。
もしかして、今のモルディブのガイドは
どんな時でも、グローブＯＫ
と言うかもしれないし。
ただ、私たちは流れているときは
必死でした。
それからマンタポイント（ランカン）の時は
クリーニングステーションが近くなったら
まず初心者の手をつないであげて、
クリーニングステーションに来たら、
私が確認して
大丈夫な岩につかまらせてあげる・・・。
無減圧潜水時間が少なくなったら
まず、自分でちょっと上の岩に見に行って
また、安全な所を確認して
初心者の手を持って、
そこまで行く・・・・。
って、感じでしたね。
サンゴも傷つけないようにみんなも安全に潜れるようにそれがガイドの仕事ですから。
きっと命にかかわるような流れの時は
初心者は潜らせないですね。
グローブをＢＣから出す余裕もなさそうだし
その前に、マスクがぶっ飛んじゃったり初心者はそんなに流れていたら
もうアタフタしちゃいますからね。
それから
アップ
ダウン
の流れの時その辺につかまらせることも
まずないですからね。
私が言いたいのは、
どこにでも無神経に手を置かずに確認してください。
それから、どうしてもグローブがしたかったら
そこのガイドに聞いてください。
人それぞれ、
サンゴに対する思い、水中生物たちへの気持ち、違うと思いますから・・・・。
でも、やっぱりこれだけは忘れないで下さい。
人間の指や手は、傷ついても治るけど、人間に折られたサンゴはもう生き返らないってこと。
その気持ちや思いやりを
忘れずに潜ってくださいね。
ちょしさん、ここで私が絶対にグローブをしてはいけない
とか
結論を出す場ではないので・・・。
それから命にかかわるような激流の時
のためにＢＣにグローブを入れておく
と言うご意見ですが、
みんみんさんの質問にもありましたが、
今まで「グローブがあったら助かったのに」
と言う経験がないので・・・。
エマージェンシーの時は、
ポケットからグローブを出す以前に
私たちガイドが
「命を守ります」
から。
まあ、こんなことを言っていた、
うるさい 元ガイドがいたな
って、覚えておいてくださいね。
