えいこのモルディブここだけの話&どうでもいい話

モルディブの海に魅せられてインストラクターとしての経験をそのままブログにしました。また趣味の食べ歩きや旅行、ライブの話もちょこっと。

このダイビング死亡事故   どう思いますか?

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    夏はスキューバダイビングのベストシーズン。
    「非日常を味わえる」と毎年多くのダイビングツアーが企画されるが、
    悲惨な事故は後を絶たない。



     3年前、新婚旅行でのダイビングに備え、
    旅立つ1週間前に三重県内でのツアーに参加した女性=当時(32)=も、
    付き添いのガイド2人のずさんな対応で命を落とした。



      空気ボンベの開放状況を確認せず、呼吸困難に陥らせたとして、
      2人は業務上過失致死罪で罰金刑が確定したが、
      残量の少ないボンベの使い回しなど安全意識の低さを疑いたくなる
      点は他にもあったようだ。


      遺族は7月、ツアーの主催会社とガイド2人に
      賠償を求める訴訟を大阪地裁に起こし、こう訴えた。



      「安全対策がまるでなっていない。また事故が起きる」


        長いので 続きは こちら





     これを読むと  まず  

       ダイビングインストラクターからの 視点


       ダイバーからの 視点


       ダイバーの家族を持つ人の視点


       いろいろ  わかれますよね



     私はやっぱり  インストラクターの視点から ちょっと一言です。




    まず  ダイバーに大切なのは 



        「自己管理」
      




    です。
 



    タンクの使い回しは 良い事ではないけど
    バディーチェックを しなかった事も 良くない


    でも  自分で タンクバルブが空いているか?
    半開きか?
    確認できますよね。



    まず 



    レギュレータを加えて



  




  



    エアーゲージを見ながら 息を吸ってはいてって
       繰り返してください


 
   タンクバルブが しまっていたら
   ゲージが2呼吸くらいで 

     「 0    ゼロ」 

   になります。


  

   そして もし タンクバルブが 半開きなら

   エアーゲージの 針が   0になったり増えたり
   いっぱい 動きます


   なので バディチェックをしなくても 自己管理で
   ダイビング前に チェックできます



   もし バディが いるなら

        覚えていますか?



    B    BDCのチェック



  W      ウエイト類のチェック


  R      リリース類のチェック

   A     空気供給のチェック

  F      ファイナルチェック




     これで 事故は事前に防げる可能性があります



  
    それから  水中で  


    ガイドが 残圧のチェックをしてくれなかったとなっていますが


      自分では チェックしないの?


     

    モルディブや 海外で潜った経験があるかたは わかると思いますが
    残圧を 常に聴いてくれたり
    アシスタントが ゲージをチェックしてくれるのは

     

      「日本だけ」 



     私が働いていた  ヨーロッパ系では

     残圧 100 と 50 で教えてください!って言うだけでした

     まあ たまに ちらっと 残圧チェックしたり
     100になるのが 早い人は 要注意だったりしますが


     このかたも  自分で チェックしていれば
     もしかして 何かの 解決があったかもしれないですね



     さっきの バディチェックですが
     一人でも 


      BCDのチェックの時に  インフレーターにエアを入れたら
      エアゲージの 圧が 減るので そこで わかるはず

     
     う~ン   いろいろと 解決はあったはずです
  

     事故と言うのは いろんなことが 重なって起こる事 



     たまたま タンクの使い回しをしていたけど
     自己管理ができない ダイバーは
     タンク圧が フルでも  エア切れの 事故はおきますよね





     そして ダイビンググループ編成に 無理があった?

     ツアーも企画する大阪市内のダイビングショップのスタッフは

     「参加者に初心者がいる場合、2~3人に1人の割合で
      ガイドを付けなければ、安全管理の目は行き届かない。
     1グループあたり9~10人を2人のガイドで見守ると
      いうグループ編成自体に無理があったのではないか」と指摘する。  




     ガイドは絶対についていなければならない訳ではなく
     海外では  バディダイブが 主流です
 

     じゃ  ガイドはなにするの? 





     ガイドは 水中を案内する人

   四六時中 みんなを 監視していたら
   水中の生物などを 見せる事ができない





   だからある程度 自分で なんでもできるのが当たりまえ


   でも  日本は 独特の


     「依存ダイビング」


    が  多いですね





    残圧が 少なくなった人に


     「なんで 100 で教えてくれなかったの?」って聞いたら


     「きいてくれなかったから」

   という 答えが返ってきた事もあります


      


     きいてくれなければ  自分の残圧はみない




     それでは  駄目ですよ

    


     私の 生徒諸君 !




    私は 本当に厳しく 教えたと思います
    でも たまには 想い出して
      「いろいろ言われたなぁ」


  
     サンゴに触るな 
     水中生物を追いかけるな
     自己管理しろ




   私の 生徒諸君は  絶対に  事故を起こさないって
     信じています








    この事故で ガイドが悪くない
    そうは思いません
    もちろん   こまめに チェックしたり 
    バディは水中で 一緒にいなけれいけないし

    タンクの使い回しはもってのほか



 
    でもね  自己管理ができていれば
     もしかして  事故が防げたかもしれなって
    思うと とても 残念に 思います





    これから また   水の事故が多くなると思います



    どうか 事故をおこさず 安全にダイビングしてくださいね。