えいこのモルディブここだけの話&どうでもいい話

モルディブの海に魅せられてインストラクターとしての経験をそのままブログにしました。また趣味の食べ歩きや旅行、ライブの話もちょこっと。

ライセンスの種類は?

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みなさん、ダイビングのライセンスの種類ってなんですか?

オープンウオーター?
アドヴァンス?
ダイブマスター?

このライセンスの種類で何が変わるか・・・。

モルディブで言うと、最大深度が変わります。

カリブ海では、バディダイビングができるか?
       ナイトダイビングができるか?

その、地域地域のルールがありますね。

そのほか、レックスペシャルティとか、ナチュラリスト

とか、ナイトロックスとか、スペシャルティがあります。

モルディブでいうと、やっぱり最大深度が違うので

アドヴァンスまでは持っていた方がいいですね。

ほとんどの面白いポイントが30m近いですから・・・。

あと、朝続けて2本潜るところや、無制限ダイビングがあって

一日に3,4本潜る場合は、ナイトロックスも必要だと思います。

じゃあ、ダイブマスターは? インストラクターは?

うーーんこれは難しい。

上を目指すことはいいこと。・・・・・・です。

でも、持っているだけでは全然意味がありませんよね。

やっぱりプロフェッショナルだから、ガイドをしたり、教えたり・・。

でも、モルディブにいた時も、「なんちゃってダイブマスター」が

たーーくさんいました。

「自分はダイブマスターだからチェックダイビングはしません」

なんて人も。

これって、私たちの指導団体PADIでは許されない態度です

まあ、この人は結局マスクの脱着ができなかっただけなんですけど・・。
(ありえないです!OWレベルでもできます!)

さて、なんで今日はこんなことを書き始めたか・・・っていうと

実は某海外のダイビングショップに通っているSさん。

御年たぶんもうすぐ70歳。

数年前にダイビングに目覚めて、今はなんと500本近く潜っているらしいです。

そして、彼女が通っているダイビングショップが70歳に近いSさんに

ダイブマスターコースを勧めたらしいんです。

どう思いますか?

実はレスキューをとったときも

「このスキルやった?このスキルやった?」といろいろ聞きましたが

ほとんど・・・・・・「NO」でした。

・・・・っていうことは、カード発行だけ

モルディブに彼女がいらしたときは、ずっと手をつないでないと

だめでした。もちろん、その後上手になっているとは思いますが、

インストラクターとして、私は「なんでダイブマスター?」と

思ってしまいました。

どうみても、「売り上げのため」だけでしょうね。

Sさんのことなんて全然考えていない

彼女はとっても勉強することが好きで、向上心があるから、

前向きですが、私だったら絶対に勧めません。

正直言って、あと何年ダイビングができるかわからないけど、

その時間をもっと楽しく有効に使ってもらいたい。

どうでもいいようなカードを発行してもらうくらいなら、

時間とお金があるんだし、いろいろな環境でのダイビングをしたり、

もしいつも行っているところが好きだったら、そこにいる生物の中で

今度はマクロの探し方とか、魚の名前を30個体覚えるとか、違う何かで向上できる

はず。

私はものすごく怒りを感じていて、本当はすぐにコメントしたかった

のですが、ちょっと冷静になってから・・・にしました。

だって、男性でも70歳と言ったら

たぶんダイブマスターコースはきついですから・・・。

今の時代って、若い人がダイビングを始めることは

とっても少ないので、売上的にはシニアダイバー

に頼るしかないけど、

でも、あのダイビングショップのやっていることは

サイテー・・。


だからと言って、コースを勧めるイントラがすべて悪い訳ではないですよ。

その人のこれからや、その地域の状況などによって

本当に持っていた方がいいライセンスもあります。

私も、本当に「どうしよう」と

思ったシニアダイバーに、アドヴァンスを勧めて

本当に本当に上達していく

姿を見てきましたからね。

でもね、やっぱり70歳にダイブマスターは

無理ですよ。

私が知ってるDMは、60歳超えていましたが、

毎日自分の家から、ショップまで40分くらい走ってきていたし

筋肉もりもり、鍛え抜いていましたからね・・・。
(ジムさん、元気かなーー

そしてダイブマスターはプロフェッショナルです。

水中でみなさんのお世話をすることはもちろん、

ボートの上でも気を配り、ビーチでも気を配り

だれかストレスダイバーになりそうな人はいないかな?

とか、ひろーーーく世の中を見られないとだめですからね。

あーあ。

これも一種のマインドコントロール。

私たちがどーのこーの言う筋合いではないですね

ふう・・・

もっともっとお客さんのこと考えてあげればいいのになー。



ただの独り言でした

写真のご夫婦は本文とは一切関係ありません。