えいこのモルディブここだけの話&どうでもいい話

モルディブの海に魅せられてインストラクターとしての経験をそのままブログにしました。また趣味の食べ歩きや旅行、ライブの話もちょこっと。

流れているときのコントロールって?!

スポンサーリンク


柿ぴーさん
コメントありがとうございます。

バナナリーフとか、グライドウコーナー、エンブドウエクスプレスとか
ガンガン流れているときに潜ったことありますかァ

それはそれはドキドキして、小さな魚たちも超忙しそうで
ドキドキ以上にわくわくして・・・。
私は大好きなんですけど

やっぱりこれは流れになれているダイバー
ある程度の自己管理ができるダイバー

   しかつれていけませんね。

自分でコントロールって何を?


 難しく言うとたくさんあるんですけど
 簡単に言うと・・・

 自分が上に行っているのか
       下に行っているのか把握できる。
 どんな状況でも落ち着いて呼吸ができる
 浮力のコントロールができる。

    このくらいかなーー。

 もう少し難しく言うと

 どんなに流れていてもいつもと同じように
     落ち着いて呼吸ができること。
  
 周りがちゃんと見えること。
     ガイドがどこにいる・・・とか、
     4,5m先の魚の動きが見れる・・・とか。 

 ダイビングコンピューターで深度の確認ができる
 ガイドの動きに敏感になれる

ちょっと重複していますかね。

一番大変なのが、もう呼吸があがっちゃってどんなにこっちが
ひっぱっても沈めない人。

エントリーの時は、もう大変です。
急ぐんだけど、あわてないで!
頭から潜降するときは、真下をめがけないで

45度下を見ましょう。
それから、よくフィンだけ水面にあってばたばたしている人が
いますが、無駄な動き・・・・ですね。

もし、アウトサイドリーフなどで一定の強い流れだったら
中性浮力をとって、無重力空間を楽しんでください。

チャネルやバナナリーフのように
アップダウンカレントがある場合は

ガイドの動きに注意です。
ガイドって、なるべく楽でいられるように泳ぎますから

ちょっと前を見て、流れが変わったら
即座に自分の体の向きを変えたりしてます。

と一緒ですね。
アップカレントのときは
たぶん、頭をちょっと下にして、リーフは背にしてると
思います。

ちょっと今思い出してるので・・・・イメージが・・

ダウンカレント
ときは・・・・

BCDの空気を入れないと、もうとにかく流される・・・・・

こともあります。

体をタテにして、フィンをけっても、
もうどうしようもないときは、

私はBCDに空気を入れます。

ただ、2m先はアップカレント
なってることがあるので、
あっという間に空気を抜ける体制でいましょう。

そして、体はくるっとまわして姿勢を変えます・・・。

うーーん、むずかしいですね。

どんなときでも、落ち着いて・・・。
自分がいまどうなってるのか
わかって、対処できればOKです。

以前グライドウコーナーで
安全停止をしているときに急にダウンカレントに
はまって、みんなに指示しましたが・・・

一人だけ、なぜかダイビングコンピューターを見ながら
耳抜きして、下がっていっちゃった人がいますから・・・。

ひょえーーーーと思い、
彼女を迎えに行って、
ちょっと落ち着いたところで

アップカレント


もう、安全フロートをあげていたので
彼女には私のロープを持たせてあったので、

急に体が浮き上がっても
私は必死に力を入れて浮かないように頑張りました

だから、「あ・・・・体が自然に沈んでいく、上がらなくっちゃ。」
     
    「あ・・体が勝手に浮いて行く、空気を抜いて息をはいて・・・」


と、即座に対処できるようになれれば、モルディブの楽しい
ドリフトダイビングが満喫できますね。

でも、これは「慣れ」ですよ。
モルディブだけでダイビングしている私の生徒は

40本くらいしか潜ってなくても、
自然にやってますから・・。

そうそう、インストラクターの人でも、
全然パ二クッちゃって、連れてきたお客さんそっちのけ・・・に

なったこともありました

とにかく、落ち着いて・・・自分のポジションを確認して
ください。

そういえば、私が今リーティにいる美由紀ちゃんと
ファンダイブでグライドウを潜ったとき

私は片手にニコノス、片手にイノンのハウジングを持って
美由紀ちゃんも同じ状況で

超流れてるのにエントリー・・・・。
コーナーで片手に2つのカメラを持ちかえて
たなまち・・しているときに

カレントフックなんてものないし・・・・
指1本で、すでに筋肉痛になるくらい頑張って
岩につかまっていたら

いきなりカメラのストロボのアームが
流れでギーーギイギィって動き出したこともありました。

2人で笑っちゃったんだけど、
お互いに顔を見合わせようとするとマスクが動くし
レギュのパージが押されちゃうし・・・・。

でも、面白かったなーーーー。

そうそう、長くなりますが
もう一つ。

フラナサウスという北マーレのポイントで
  (フラナノースの逆側)

コーナーを過ぎて、ダウンカレントがはいり
あーそろそろアップカレントかーーーと

思っていたら、
下の方から ダイバーの泡がたくさん・・・・
見えました。

それも、落ち着いてる泡だったら
ぽこぽこぽこ・・・・・って来るんだけど

ぼーぼーぼーぼーって常に泡が吐かれている状態・・・。
ちょっと気になって
見に行くと・・・

なんと、ショップのツアーの人たちがイントラと一緒に
水底につかまって、ぼーぼーぼーぼーって
呼吸をしているところでした。

なんだ!なんだ!なんだ!
そしてなんで!

イントラいわく「流れているときは水底のほうが流れが落ち着いている
と聞いたもので・・・」


うーーーん、でもお客さん、タンクの残圧30だったよーー。


この話は、私がアドヴァンスでドリフトをやるとき
たまに話していた、事実に基づくお話なんですけどね・・・。

イントラでさえ、あせっちゃうんですから・・・・
みなさんはもっともっとあせっちゃうでしょうね。

ちなみに、ブリーフィングで「流れています」と言うと
そそくさと、グローブをつけ始めるイントラもいますが・・・・。

グローブは必要ないですね。
この話は2,3日後にします。

前にも言いましたが、
流れていなければ初心者でも楽しめるポイントもあるけど

やっぱり流れているからこそ面白い
ダイビングポイントってたくさんあります。

これから、グライドウコーナー、エンブドウEX、フラナノースなど
流れる時期に入りますけど、みなさん、安全第一で
潜ってくださいね。

ガイドが無理と言えば、潜れないポイントもあります。
そんなときはガイドの言うことをよく聞いてください