通常 電話には 出ない 私ですが
なぜか その日は 出てしまったら・・・・
いきなり
「モドウはどこ？ 一緒にいるんでしょ。 」と 言われた。
トラギリの 部屋で 一人で ＤＶＤを見ていた私は
なんの 事だか わからず
「カ―ク？」 （誰？） と言った。
相変わらず モルディブ人の 電話のマナーは なってない。
自分を名乗らず いきなり 要件を言ってくる。
話を聞くと 彼女の名前は シャルフィーア（通称シャル）ちゃん。
彼女の家の 隣の 家の 奥様に たのまれて
電話を してるのだという。彼女の 旦那様は とある 日本人と つきあってるらしいのだ。
「私じゃあ ないよ。 」 と言ったが
電話の向こうで シャル と 奥様が 何か話している。
また シャルが
「何故あなたは 私たち家族の中に入ってくるのか。
モドウは 私と離婚しないから さっさと別れろ」って。
本当に なんの 事だか わからないんだけど
私は シャルに 責められた。
奥様が 英語が全く 話せないので
英語が堪能な シャルに お願いしたらしいんだけど
なんだか 変な 言いがかり。
そして 私は シャルに
「なんで この 電話番号知ってるの？」 って聞いたら
シャルのネットワークで マーレの人たちに
それっぽい人の話をし 私の電話番号をゲットしたと。
すごいでしょう
一つの国で とある 家族の旦那が浮気をしていて
首都マーレに 住む人に 聞いたら
私の電話番号を 誰かが教えたって。
そして シャルが 私に言った。
「もう、携帯のお金のチャージが なくなるから
かけなおして
」はぁ
かけなおせ だとォ
なんで 私が あんたに かけなおさなければいけない
モルディブ人の 女は 男よりも 勝手なやつが多い。
その後、 奥様（アネーシャ）は 旦那様の浮気に悩んでいる。
旦那様は リゾートで働いていて
（トラギリからは
水上飛行機で行かねば・・）日本人の ゲストリレーションの 女と 付き合ってると。
そんなの 私には かんけーーーないんだけど・・
もう お金がないらしく 半信半疑で 電話を 切られた。
その後も アネーシャから ディベヒ語で
毎日のように 電話が かかってきて
「コバ、 モドウ？」（モドウはどこ？） と
聞かれた。
あまりにも うるさいので
「今日は マーレにいってる」と からかったら
またすぐに シャルから 電話が来た。
私は いい加減に 迷惑している モドウなんて男は知らないし
もし 嘘だと思うなら 今すぐ トラギリに来い！
と 怒った。
そしたら シャルが
「アネーシャは ちょっと 精神的に病んでるんだよ」と
教えてくれた。
旦那のモドウが 仕事中で 電話にでれなかっただけで
いろいろ 妄想してしまうらしい。
まあ 妄想は いいことだ。 楽しい妄想なら。
でも 私は本当に知らないんだよーーって言ったら
シャルは トラギリに電話をかけて 私の存在を確認したらしい。
だから 疑惑はとっくに 晴れている・・・って。
でも アネーシャは 信じない・・・・。
そして 会ったこともない シャルと
一生会いたくもない アネーシャと
勝手に彼氏にされた モドウって言う人の 話で
結構 盛り上がり
いつのまにか 結構 シャルとは 仲良くなった。
シャルは 頭が良かったので
２年間 スリランカで 医療の 勉強をして
３年前に モルディブ人のボートクルーと 結婚をした。
一度 マーレで会ったり
日本から 激しすぎない お色気下着を買って行ってあげたり
たわいもない 話を 時々 するようになった。
私が モルディブを 出るまで
浮気疑惑は はれてなくって
アネーシャからの 電話攻撃は 続いたけど
（ちなみに今でもモルディブの電話にかかってくる）
シャルという いい友達が できたので
ちょっぴり アネーシャと まだ見ぬ彼氏のモドウには
感謝してる一番悪いのは誰か？ と たまに考えるんだけど
私の電話番号を 知らせた やつ かな？
浮気をしてる モドウかな？
ゲストリレーションの 日本人女子かな？
ぜーーったいに 私ではないことは 確かだね。
