えいこのモルディブここだけの話&どうでもいい話

モルディブの海に魅せられてインストラクターとしての経験をそのままブログにしました。また趣味の食べ歩きや旅行、ライブの話もちょこっと。

そう言えばカメに乗って沖からビーチまで行ったと言う方がいましたが。。。

スポンサーリンク




まっ カメに乗った話しは 絶対にあり得ないので
笑って終わる事ができるのですが。。。
こちらはね。。。






ちょっと友達が FBで シェアしていたので。。。。。



ミジンベニハゼの瓶を振る男”から考えるダイビングマナー



大瀬崎で潜るツアーでたまたま一緒になった男性ダイバー。
おもむろにミジンベニハゼがいる瓶へ近づいたと思ったら
、ひょいと持ち上げ、中をのぞきこみ……。

あまりの出来事に固まってしまう女性ダイバーをよそに、
さらに、その男性は瓶をブンブン振って、また覗き込み、
さらには、手の平でポンポン叩いて、
ミジンベニハゼを出そうとしたそうな……。



さすがにイントラが水中で頭をコツンと叩き、エ
グジット後に叱ったそうですが、本人はポカーン。

これは明らかなマナー違反ですが、
このエピソードを他の人に話したときに思ったのです。

「マナーって、あいまいなものだなぁ」

いや、この男性ダイバーの行動は明らかなマナー違反です。
ただ、このエピソードを聞いたとき僕は
思わず笑ってしまったのですが、



とある人に話したら「許せん」と怒ったのです。



最悪のマナー違反とはいえ、自分の中では、
最初の講習で教えられることがなく、
さらにダイバー社会の中での積み上げがなければ、
まあ、あり得るだろうとも思いましたが、
その人は「常識的にありえない」と。




自分の何気ない態度が知らぬ間に
不興を買っていたり、反対に、相手の態度に失望したり……。
マナーは人それぞれで、それは海の中でも同じです。

そもそも”マナー”とは何でしょうか?

wikiってみると、
「マナー(manner)とは、
(その)場で、あるいは社会全体で、
居合わせた者あるいは構成員がそれに
従って行動すれば、不必要な競争や、
無駄な不快感を引き起こさない所作・振る舞い。
その精神と形式。作法、礼儀、態度(略)」とあります。




明文化され、破れば罰則のある”ルール”と違って、
マナーや常識とは曖昧で、その立ち振る舞いが難しい反面、
その曖昧さの中でのスタンスがその人となりを教えてくれます。
また、それは受け手にとっても同じことです。

電車内での電話はわかりやすいマナー違反ですが、
就職の面接にスーツを着ていくのか
私服を着ていくのかはなかなか難しい判断です。
私服を着ていくにしても、それが天然なのか意図してのことなのか。
そして、面接官がどう受け止めるか。
いろんな要素が絡むからこそ正解はありません。

では、ダイビングのマナーはどうでしょうか?
判断の難しいマナーとして真っ先に思い浮かぶのが生物への接し方。



“生物に触わらない”は厳格なルールではなく、
マナーといえるでしょう。
以前行なったアンケート「生物を触るのはあり? なし?」



では、環境と生物保護の観点から65%が”なし”と答えましたが、
ルールだったら結果は違っていたかもしれません。

“あり”は35%で、その最も多かった理由は



「興味や好奇心を伸ばすため」と一理あるもので、
触るにしても「常識の範囲内で(程度問題)」と、
決して乱暴なものでもありません。
多数決でルール化しないで、こうした意見が残る余地、
考えるきっかけを残してくれるのもマナーのよいところかもしれません。

反面、だからこそグレーゾーンも存在します。
例えば、正面顔を撮りたいので、
タツノオトシゴを支持棒でつんつん。
ウミウシって柔らかいのかな?とフニフニ。
その是非は、意見が分かれのではないでしょうか。

マナーは正解がない以上、
お互いのマイルールを持ち寄り話し合って、
そのコミュニティでのマナーを形成していくしかありません。
ある程度、出来上がったコミュニティに
飛び込むのであれば、他人が感じる





「無駄な不快感を引き起こさない所作・振る舞い
(反対に不快感を引き起こす振る舞い)」
のケーススタディーを知り、体験し、
積み重ねていくことがまず大事なのでしょう