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氷室京介「LAST GIGS」生き様に触れた福岡公演、言葉で伝えた想い

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 公演を終える度にファンの声を反映させ、
  内容に変化を加えてきている。
  そこには、ファンの心に寄り添う
  氷室の姿が見え隠れする。
  公演毎に変化するヒムロック。

   そして、身を粉にしても魂で歌いを
  届けるその姿は、観客の涙腺を刺激する。







氷室京介が14日、福岡ヤフオク!ドームで、4大ドームツアー『KYOSUKE HIMURO LAST GIGS』の4日目公演をおこなった。ほぼノンストップで駆け抜けた大阪、名古屋の公演に対して、MCを多めに挟んでの本編22曲。リベンジマッチを誓った一昨年の横浜スタジアム公演の裏話や現在の心境などを包み隠さずに語った。福岡における最後の夜は、パフォーマンスだけでなく、言葉をもってその想いを届け、ファンと心を通わせた。

 「不器用で武骨な俺が35年やって来られたのはスタッフや皆のおかげ。1つのことをアホみたいに一生懸命にやることもいいことだと思ってやってきた」――。この日の公演は、氷室がMCで語ったその言葉に凝縮されていた。

 大阪、名古屋と同様に、BOΦWY時代の楽曲を織り交ぜた豪華セットリスト。これまでの3公演がそれぞれに特色が出ていたのと同じく、この日もまた異なる氷室の“生き様”があった。

 これまで歩んできたファンとの時間を共有するかのようにMCに多くの時間を割いた。そこで語られたのは、BOΦWY時代の楽曲の中で思い入れが強かったという『JAST A HERO』が発売された当時の話や、これまで多くの人に支えられて来たこと、ライブ活動休止を決意するまでの経緯、リベンジマッチを誓った一昨年の横浜スタジアム公演での裏話などだ。

 その真意を氷室はMCで「大阪と名古屋は、なぜこの曲を選曲したのかを説明しないで一方的にこちらばかりが曲を送っていて。最後のライブで皆、覚悟して来ているのに」と語り、「今日はゆっくり喋りながら歌いたいと思う。楽しんでほしい」と気持ちを伝えた。

 一方、パフォーマンス面では、曲によって細かくテンポやアレンジを変え、一小節一小節を噛み締めながら歌い届け、同じ曲であっても公演毎にその趣は異なっていた。驚くのは、いつもながらに増して気迫みなぎるソロ楽曲のバラード。鬼気迫るその歌声で届けられる言葉の一つ一つは、観客の心を、時に鋭く突き刺し、時に優しく撫でた。

 そして、BOΦWY時代の楽曲はこれまでの3公演とは異なり、当時の“氷室京介”が完全に蘇っているようだった。今の氷室でありながらも歌声や歌い方は当時の氷室に近く、若く艶やか。それは時折アグレッシブなプレイを入れながらも忠実にオリジナル感を再現する演奏も重要な役割を果たしていた。

 終盤は、不調の左耳のイヤモニを外しての渾身のパフォーマンス。身を削りながらも圧巻の歌声で観客を酔わせた。神がかり的なグルーヴで鳥肌が立つほどの公演だった名古屋、そして、悲しみに堪えた大阪に対して、この日は氷室の真意と生き様が伝わってきた夜だった。

 氷室はMCで「不器用な俺が35年走ってこれたのは奇跡」とも語っていた。彼から絶大な信頼をおく、Charlie Paxson(Dr)、西山史晃(Ba)、大島俊一(Key)、DAITA(G)、YT(G)、TESSEI(Manipulator)のバックバンドが彼の歌声を更に引き立たせようと完璧に仕上げる。しかしそれは、氷室が呼び込んだものであり、彼の産物だ。これまで武骨に、そして真摯に音楽と向き合ってきた産物。それを改めて確認したのもこの日だった。

 公演を終える度にファンの声を反映させ、内容に変化を加えてきている。そこには、ファンの心に寄り添う氷室の姿が見え隠れする。公演毎に変化するヒムロック。そして、身を粉にしても魂で歌いを届けるその姿は、観客の涙腺を刺激する。

 福岡を終え、いよいよ最終の東京3DAYS。バンド、ソロとこれまでも数々のドラマを演じてきたゆかりの地でどのようなパフォーマスを見せてくるのか、いまは誰も想像はできない。ただ、今確実に言えることは、35年の氷室京介の生き様が音像として姿を現すということだ。