えいこのモルディブここだけの話&どうでもいい話

モルディブの海に魅せられてインストラクターとしての経験をそのままブログにしました。また趣味の食べ歩きや旅行、ライブの話もちょこっと。

病歴のあるダイバーのリスク @  モルディブ

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昨日の話の 続きです。。。
質問があったので もうすこし詳しく。。。

Jさん からの ご質問も含めて。。。
「軽い喘息」 
喘息  と言う病気に 軽いも重いもないですよ
特に スクーバタンクの中の空気は 乾燥しているし
気管支拡張の薬を飲んでいたり
酸素100%を吸入したすぐなどは ダイビングは絶対にやってはいけません


もし 日本では  「軽い病気」  でも
モルディブでは 「重い病気」かもしれません
それをよく考えてみてください


モルディブは  血液を保存する施設がないので
いざという時に  輸血が できない
今回の件も もしかして 輸血ができれば。。。

私は実際に見たわけではないので
何とも言えませんが

とにかく  モルディブは医療施設がまだまだ
不十分です

以前私がバンドスにいた時は
バンドスには ドイツのGPドクターと
ダイビングドクターがいましたが

MALEの病院は信用できないからと言って
よく バンドスに 患者さんがきてましたからね

だからといって 全部批判するわけではないけど

やっぱり  ダイビングは 水圧の変化が急激だし
「まあ 大丈夫だろう」って思わないように

私も 水面が大荒れの時 ドーニで背中から転んで
1週間動けなかった時
1週間後 MALE の ADK に行ったけど
「すぐなおるよ」って 言われました
X-Rayも 問題なし!  って
でも  半年後に日本に帰って来て 病院へ行ったら

「背骨の一部が変形している」って 言われたし。。。


とっても残酷なようだけど ここまで言わないと
みんなが 理解できないかもしれないので
ちょっと 強く言ってしまいましたが


病気を治してから  ダイビングしましょう

それから  DANの保険も きっと 駄目でしょうね
病気があったらダイビングができないのを知っていて
潜ってしまったのだから

あと 御遺体を搬送するのも大変です
モルディブは 土葬だから  遺体を保存できないし
うわさでは  SQやMH は運べないので
UL での 搬送のみ。。
週3回ですね
または  スリランカで どうにかするか。。。


みなさん  そこまで 考えてますか?
もっともっと  真剣に 考えましょう
今まで 持ち病があっても  事故にならなかった方は
ただの  ラッキー です


今回亡くなられた方を 批判するわけではありません
ご冥福をお祈りします

でも やっぱり  持病を 完治させてから
ダイビングしましょう

そして 病歴書には ウソを書かないように!!
自分の命を 無駄には しないでくださいね